短くても伝わる想い

とうとう…本当に寒くなってきましたね
先週末~ホットカーペットとファンヒーターを出しました
 
そして…今日(11月19日)は…12月中旬の寒さぶるぶる
 
1863年の11月19日は、第16代アメリカ大統領リンカーンによる「人民の、人民による、人民のための政治」で有名なゲティスパーク演説が行われた日。
国立軍人墓地の奉献式にて、当代随一の雄弁家として名高かったエドワード・エヴァレットが2時間にわたる大演説を行った後…僅か272語、おおよそ3分間の演説をしたリンカーン
この3分間の演説はアメリカ史に残る有名な演説となった…
 
本当に大事な事は…とてもシンプルなのかもしれないし
時として…それを表現する言葉はシンプルな方がいい事があるのよねぇ…。
 
全く~比較になりませんが
ちょうど1週間前の月曜日(11月12日)…父方の伯父の告別式でした。
父の姉の旦那さまなので~実際には血のつながりはない方ですが
父方の兄弟は親戚間の集まり事が多く
幼い頃から何かにつけ同じ年頃のいとこ達と遊んでおりました。
伯母のところは男の子が二人だったので
いとこ達の中で唯一の女子であったわたしを娘のように可愛がってくれました♪
また…就職してから、勤務地の関係で、一人暮らしをしなけばならなかったのですが
住むアパートが完成するまでの約2か月間をこの伯母の家で過ごさせてもらいました。
伯父は…写真や絵画を趣味にしている人で
無口だけれど、穏やかで、、わたしはそんな伯父と
明るくて優しい伯母が大好きでした。
 
父の告別式後の精進あげの時には
献杯の挨拶をしてくれた伯父です。
1年前はとても元気だっただけに…ショックでした。
 
そんな伯父の精進あげの時に
伯父の弟にあたる方が献杯の際に言った挨拶が胸に残っております。
伯父に似ている感じのおとなしそうなその方が
「兄貴よ…天国でも大好きな絵を思う存分描いてくれなぁ…ありがとう」
声を震わせながら…挨拶なさった。
 
わたしは献杯の挨拶がどんなものがいいとされているのか全くわからないけれど
短いけれど、、兄を想う弟の気持ちが十分に伝わってきて…とても心に残りました。
 
土曜日(11月17日)は亡き父の一周忌法要でした。
献杯を父の叔父(叔母の旦那さま)に頼んだのですが
この方が…実に雄弁な方で
2時間とはいいませんが…
延々と父の闘病生活の事を語ってくださる。
わたしは当時の事を思い出してしまってエライ事になるし…
涙もろい娘も…号泣してしまって
ういているのは…わたしたち親子と叔母さんだけ?(笑)
母をはじめ…しらっ~とした空気が漂って
なかなか献杯の挨拶にならない…
献杯するのに持った杯をみんなどうしていいかわからない状態
 
参列してくださった皆さんに感謝し、みんなで亡き父を偲ぶ式のはず…
父が苦虫噛み潰したような顔しているような気がして
仕方なかったわ
 
短くともシンプルでも伝わる想いってあるのよね…
難しいけれど…