父と私

みんなに心配かけちゃいましたが、
驚くほど自分が元気でびっくりしてます。
っていうか…とても不思議な感覚が自分に起こっていて…。
常に父が私の近くにいるような気がしているのです。
こんなにも身近に父を感じたのがはじめてで、
守られている実感があるのです。
 
高校卒業とともに家を出てしまっているので
父と一緒だったのは…もう30年も前の事になる。
(年がバレバレだぁ…)
 
あの頃は…とにかく家を出たかった。
家族が嫌いなわけじゃない。
兄も東京にいるし、
東京の某大学への進学も考えたのだけれど…
その大学に入るには…到底学力が足らなかった。
奇しくもその大学は…息子の第3希望ぐらいである。
 
まぁ…学力不足を理由に
戦う前から逃げた先は…地元の短期大学。
しかし!それでも…家から出たい症候群は変わらず…。
おそるおそる…願いでたところ~父が許してくれた。
 
 
不思議なもので~親から自由になりたい!と思ってはじめた一人暮らしだったけれど
自由は自由なりに、今度は、はめをはずせない自分がいた。
ここら辺が小心者の情けないところなんですかね…
昼間は高校からの友人たちと楽しく時を過ごしても
何もなければ(まぁそれなりに…学生らしいこともあったわけですが)
そのまま~一人の部屋に帰るわけ。
「なんで…こんなところに一人でいるんだろう。」
と、離れてはじめて、親のありがたみがわかる!
って、よく言われる「それ」を実感したりもして…。
 
 
就職したものの、勤務地と勤務形態から
一人暮らしは続き…独身時代も長く。
そのまま結婚してしまって
旦那さんの転勤とともに転々と。
 
だから~父と暮らしたのは30年前までなんだけれど、
自称プチファザコンの私は
常にその影響を受けていたと思われる。
(旦那さんは父とは対照的な人でしたが…)
 
それでも!今が一番~その父をとても身近に感じられている。
とても不思議な感覚。
常に父に見守られているような…
 
さびしくないといったら…全然ウソですし、
あまりにも突然の事で信じられない・信じたくないという気持ちもあるのかもしれません。
しかし、いつまでもその哀しみにのまれたままでは…
難病に罹っても、常に前向きだった父に怒られてしまいます。
 
できるかぎりのことを、やるべきことを…
自分らしく精いっぱいやっていきましょう。