欧米人で顔の好みでいえば…ジョージ・クルニーさんが好きなんですが、
まるで顔のタイプが違う俳優さんで目が離せないお方の一人が
コリン・ファースさん。
あ~やっぱり、この人のなんともいえない表情…雰囲気…好きだわぁ。
素晴らしい役者さん!!
その前年のこの『シングルマン』がわたしは大好き!
と連呼すると誤解を生みそう(笑)な映画なんですけれど…
ゲイの大学教授の役を見事に演じております。
あらすじは…
1960年代前半のロサンゼルス。
ゲイの大学教授のジョージは、16年間共にしたパートナーを
交通事故で突然失ってしまう。
大邸宅に住み、社会的地位もあるジョージが
愛する者を失った喪失感から現世で生きる意味を見つけられずに
自殺を決意した…そんな一日を描いております。
人は本当に愛する存在を失ったとき…こうも哀しみに覆い尽くされるのかと
それは他の何物にも代えることのできないものなのだと
ジョージの哀しみが切々と伝わってきます。
その絶望感を言葉ではなく、視線だったり、表情だったり、微妙な所作で
見事なまでに表現しているコリン・ファース。
すっばらしぃ~~~!!
そして、本当に美しいのよ。
その謎は…監督さんにあったのかもしれません。
監督のトム・フォードさんはファッション・デザイナーとして
世界的に有名な方…らしい。(メンズデザイナー)
俳優陣の衣装を手がけていらっしゃるとか。
衣装だけではなくて、彼の美意識がちりばめられている映画。
映像がなんともいえなく綺麗なの。
そして、この監督のトム・フォードさん自身が…そちら系の方だそうで
美意識とともにこの映画へのこだわりがつまっているのだと思いました。
愛とは…人とは…性別とは…
生とか…死とは…
そんなめっちゃベタなテーマを
難しい顔して、力むことなく~さらりと演じているコリン・ファースさんは
ぶらぼー!!