梨花さん出産

モデルの梨花さんが無事に男の子を出産されたようですね♪
Yahoo!のニュースにもなっていたので、
彼女のブログをのぞいたら…報告されておりましたが、とても難産だった模様。
とにかく~無事でよかったです♪
 
妊娠→出産って…川の流れのように
ごく自然なものかと思っていましたが、
そうじゃないんですよね。
結婚→妊娠も計画通りにいかないし
フライングする場合もそうだし
なかなか妊娠にたどり着かない場合もね。
 
梨花さんのニュースを知って…息子を産んだ時の事を思い出してしまいました。
3000gの赤ちゃんを予定日に産む予定だった私は
実際には、2378gの低体重児を予定日+4時間で産みました。
骨盤が狭い・産道が開いてない→出産まで時間がかかる
ということで、旦那さんは帰されていました。
まさか、病院に着いてから3時間もたたないうちに
その瞬間を迎える事になるとは…看護師さんも先生も驚いた!
分娩室も間に合わず…分娩準備室のベットの上で
誰の立会いもなく産んだのです。(看護師さんとお医者さんはいましたよ~!)
旦那さんには、産まれてからの報告だったみたいです。
 
とても親孝行の子供で、とても軽いお産でした。(と…あとになって感じた事ですが)
しかし…親孝行の息子は、骨皮筋衛門状態。
余分なお肉どころか必要なお肉も持たずに生まれてきたもんだから
体温の低下がはじまり
そのままガラス箱の王子さまとなってしまったのです。
 
軽い出産のおかげで、出産後、3時間もしないで歩くことができたので
赤ちゃんのところへ対面しに行くと…
ガラス箱の王子になっているわが子の姿に愕然としてしまって
頭でっかちな私は…「なんで~私の子だけ~~」なんて、不覚にも涙をこぼしてしまったのですが
母に「貴女は、もうお母さんなのよ。お母さんが泣いていてどうするの」とカツを入れられ
看護師さんにも「ここ(産科の新生児室)にいられるという事がどういう事か考えて。。。」
と言われた。
総合病院で出産したので、産婦人科の隣に小児科があるのです。
どこか、何かしらハンデがあったならば~新生児室ではなく、小児科に行かなければならないのです。
私のお腹の中にお肉を忘れてきただけの息子は
ガラス箱の中でとても幸せそうに眠っていた。
 
その病院では、1日だけ母子別部屋で、すぐに母子同室になります。
授乳の時間(3時間おき)は赤ちゃんとともに授乳室へ赴いて
みんなで授乳の指導を受けながらあげるわけです。
私はみんなよりのんびりに過ごす事ができました。
(当時は…それがつらかったんですが)
あとで…母乳をかたくなに嫌がられる難行を与えられるのですが…
 
低体重なだけなので、すぐにガラスの箱から出てこれるような話だったのですが!
その予定が1日延びてしまいました。
 
私が出産した翌日、
幸せなはずの産科が暗く、悲しみに沈んでしまったのです。
私の隣の個室にいた方(その病院の放射線技師の奥さん)が
出産後にお亡くなりになってしまったのです。
総合病院のために、その分娩室に産婦人科の医師をはじめ内科・小児科の医師たちが集められ
必死の救命措置がとられたのですが…
 
スポーツ万能な奥さんだったそうですが
妊娠中毒症で、出産前から入院し、安静にしていらしゃったそうなのです。
 
「今でも出産で命をおとす事があるんだね。」昭和11年生まれの母も驚いていました。
その時まで、妊娠したら普通に予定日きて出産するものだと思っていただけに
妊娠も出産も命がけなんだと…つくづく思い知らされました。
 
私が母になれた日は…同時に、無事に出産できた体を授けてくれた
両親に感謝した日でもありました。
 
「ふつう」ってすごく難しい事なんだよね…