【レイチェルの結婚】
【レイチェルの結婚】(2008年)
キム(アン・ハサウェイ)は 10年間、
薬物治療のリハビリ施設の入退院を繰り返していたが
姉のレイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式のために
一時退院して実家に帰ってくる。
題名は…姉、レイチェルの結婚だけど
お話は<レイチェルの結婚でのキム>
中流の白人家庭に育った彼女が
なぜ薬物に依存してしまったかは
(家族の全員のトラウマになっている事故前から依存していた)
最初は謎だったんですけれど
途中から 彼女はある意味の犠牲者だったのではないのかなぁ。
って…
まずは日本の結婚との違いにビックリ😵
リハーサルディナーなんて場ないよねぇ。
両家の家族や友人たちが
お祝いの言葉や主役の二人のエピソードなどなど
愛情溢れるスピーチを述べていきます。
キムは…自分のことを延々と語って
お姉ちゃんの怒りをかうんだけれどね😅
日本でのお堅いお義理のスピーチじゃなくて
暴露話でも~愛情溢れてる😊
だからなのか…
結婚式当日は、挙式以外は
自宅の家と庭を開放しての
ガーディニングパーティ
ダンス・音楽・ダンス…余興が延々と続く続く
家で結婚式しちゃう!
そんな家や広大な庭持ってるお金持ちがいるか~い!!
自宅で行うから
夜中までダンス・音楽・ダンス…
こりゃ…
参列する方も 非常に体力いります😅
そんな中
一人静かに…
弟を想い過ごすキム
朝、あちらこちらで
友人たちが寝ていたりする。
そんな結婚式を含む3日間ぐらいの話
お互いのお腹の中に溜まっている想いを
あまりにも切ない感じで吐きだしていく。
薬物依存症で治療中のキムは
この家族の問題児とされておりましたが
実は彼女が 家族の歪み?を全て受け止めていたようで
彼女が可哀想で仕方なかった。
誰が悪いわけでもないのだろうけれど…
そもそも
<家族>って非常に厄介だったりするものだから
現実に向き合うことなく
娘を腫れ物のように扱い、表面をなだめる父親
両親の愛情を妹に奪われたと思っていて
問題ばかり起こす妹とぶつかる姉
この家族から逃げ出した母親
全てのことから逃げ出し
放りだしてしまいたかったんでしょうけれど
あまりにもキムが可哀想でさ😭
この問題多すぎる母親(デブラ・ウィンガー)と
対峙した時のキムが可哀想で可哀想で😭
主演のアン・ハサウェイは
この映画で 第81回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた🌟
個人的には
母親との対峙で 心身共に傷ついた妹を
優しく受け入れる姉とのシーンにジーン😭
そこで妹の肩にはいったTATOOが
事故でなくなった弟の名前
もう涙腺崩壊でしたね😭
【レイチェルの結婚】式が終わった翌朝
<家族>が本当にそれぞれの道を歩みはじめる…
穏やかな静かな朝
頑張れ!キム
ひたすらそう思ってしまいましたわ。
あと…
この面倒くさい家族を
無言で静かに見守る後妻の黒人の継母(アンナ・ディーヴァー・スミス)
一番頑張っているのは 彼女かも!