『軽蔑』

またまた、高良健吾さん主演の映画です。
そして・・またまたR-15作品です。
これは・・NHKの朝ドラとかぶった時期に公開されております。
なんと!愛称も「カズさん」と一緒です。
一見・・・まっ反対なカズさんですが
一人の女性を深く愛する点は共通してます。
 
<あらすじ>
新宿歌舞伎町でその日暮らしをしているカズこと二宮一彦(高良健吾)は、兄貴分の伊藤(村上淳)から、600万の借金を帳消しにするかわりに、伊藤が属する組に断りなしで賭博を行っているポールダンスバー「ニュー・ワールド」への強襲を命じられる。カズは仲間と共にバーを襲うが、そこにはカズが恋焦がれていたダンサーの矢木真知子(鈴木杏)がいた。混乱の最中、控え室から真知子を連れ出したカズは、その勢いのまま駆け落ちを提案する。真知子もまた、店内でいつも真知子を見つめていたカズが気になっていた。二人が向かったのはカズの故郷。実家は豪邸だったが、両親とは疎遠で、「俺、こっちで、このひとと暮らすことにしたわ」というカズに、母・貴子(根岸季衣)も父・一幸(小林薫)も、いつも身勝手な息子にあきれるばかり。だが一幸は、半ば機械的に所有マンションの一室を二人のために用立てる。叔父の伸二(田口トモロヲ)の酒屋で地道に配達の仕事を始めたカズ。一方、真知子もカズの気のいい仲間たちに囲まれ、田舎町での生活にとけこもうとしていた。そんなある日、真知子との結婚を反対され、カズが一幸に刃物を向けるという事件が発生。真知子を蔑む両親に腹を立て、どうすることもできずに苛立ったのだ。カズの祖父の愛人で、今はカフェ「アルマン」を営むマダム・杉田千代子(緑魔子)から、そのことを知らされた真知子は、ひとり東京に戻り、再びダンサーとしての生活を始める。そんな中、傷心のカズが真知子を追ってクラブに現れた。「俺の嫁さんは真知子だけだよ」再び故郷に戻ったカズと真知子は、お互いだけを信じて結婚する。祝福され、今度こそ固く結ばれたはずの男と女の絆。ところが、真知子の不在時にカズがこしらえたカジノ賭博での借金は想像以上に膨らんでいた。やがて、カズを幼い頃から知る高利貸しの男、山畑万里(大森南朋)の魔の手が二人に近づいていく……。
2011年6月4日公開
 
廣木隆一監督さんって、ものすごく不思議な監督さん。
有名どころでは『ヴァイブレータ』や『やわらかい生活』を撮っていると思いきや
『余命1ケ月の花嫁』や『雷桜』もこの監督さん。
この『軽蔑』は前者のたぐいもんです。
高良さん~廣木作品に出るのは『M』(観てない)『雷桜』についで3度目。
中上健次さんの遺作長編小説の映画化と
あの鈴木杏さんが初ヌード!
高良さんとのラブシーン!!と話題になったんですけれどね・・・
どうなんだろう・・・・
人は入ってなかったですね
 
高良さん演じるカズさんと鈴木杏さん演じる真知子の一途で切ないくらいの愛はわかるんだけれど・・
なんか救われない。
原作読んでないから・・わからないんだけれど
何がいいたいんだろう??
それが感想です。
広木監督常連の大森南朋さんの高良さん(カズさん)に言う一言
「なんでおまえはそんなに愛されるんだ・・俺と何が違うんだ」(こんな意味あいのセリフだったかと)
それが一番ぐっときたりして(笑)
めちゃくちゃ破天荒のカズさんは女には愛されるし
なんだかんだいって両親にも愛されている。
祖父の愛人だった人にまで・・
そして、遊び仲間の友人たちにも・・・
人の好かれるカズさんなわけでして。
破天荒で危険でそれでも純粋でそんなカズさんを高良さんは生き生きと演じていました。
特に真知子さんに対する優しさとか愛情とか半端なくて。
いや~若いなぁ・・と思いながらも・・こんだけこんないい男に愛されれば・・満腹!飽和状態です!
危険な高良さんの危険なまでの愛し方を観れたので~私はそれで十分です
 
ただね・・ただね・・・
カズさんが命がけで愛する真知子さん・・・鈴木杏さん。
ヌードになった女優魂すばらしい!幼い頃からの演技経験・舞台経験で演技は上手
高良さんもひっぱっていってもらったんでしょうね。
でもねでもね・・「歌舞伎町のナンバー1ポールダンサー」ってふれこみなんですが
いかんせん~ダンサーっていう踊りでもないし・・・
体が幼児体型。くびれが・・胸が・・
本当にカズさんが命かけてほしかった真知子さん?でいいの?(失礼)
顔が大きいのかな?
杉田かおるさんに見えてしょうがなかった。
ドラマ「青い鳥」の時は、こんなにかわいい少女が日本にいるの?
っていうくらいに美少女だったかと・・。
いいの!いいの!
彼女は広木監督にもと、あの寺島しのぶさんのように
脱げる演技派女優(今でも十分上手なんですが・・)を目指すのよね
 
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