『サンバ』…うん。『サンバ』


日曜日。
ずっと楽しみにしていた『サンバ』を観ました。

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日本での初公開が2014年12月26日の作品。
偽関東のわが県は…約1ヶ月半遅れ。
上演してくれただけで、大満足よ。
あの『最強の二人』の
監督と主演のオマール・シーが再びタッグ。

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これだけで…(((o(*゚▽゚*)o)))
観るしかないでしょう!的な気分。
期待膨らませ過ぎると…よくない…
絵に描いたような…単純なわたしでした-_-b


〈あらすじ〉

レストランの皿洗いからやっと料理人として採用されることになったサンバ(オマール・シー)
フランスに10年滞在して、いよいよ滞在許可証がもらえると役所を訪ねたら、
すでに不許可の通知を郵送済みと言われ(ポストが壊れていたから受け取れなかったってオチ)
収容所送りになってしまう。
移民ボランティア団体もとに助けを求めたサンバは
そこで働くアリス(シャルロット・ゲンズブール)と出会い、
絆を築いていく…。

期待し過ぎたという点とは別に、
日本だと理解しにくい移民社会の問題点や
移民の人の大変さがメインにあったからかなぁ。

でも『最強のふたり』同様に
ともすれば…重く暗くなるテーマを
ユーモアや優しさやサンバの笑顔で
サラリと描いているところはよかったのですが…

燃え尽き症候群
元キャリアウーマンのアリスを演じている
シャルロット・ゲンズブールさんがプチ苦手f^_^;)
この方…世の「自称おしゃれさん」達が
こぞって~おしゃれ!と賞賛する ジェーン・バーキンさんのお嬢様。

若き日のジェーン・バーキンさんは
綺麗で魅力的。

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映画の中で小悪魔的な役がお似合いでした。
が…「自称おしゃれさん」達が
彼女が好き=おしゃれさん
フランス映画が好き=おしゃれさん
にしているようで…-_-b
ハッキリいって…熟年の彼女をみて、
どこをどうみれば、おしゃれ!と賞賛できるのか?
おしゃれじゃないわたしにはわかりません。

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ジェーン・バーキンさんを批判しているのではないですよ。
彼女をまつりあげちゃっている「自称おしゃれさん」達が苦手なだけよ。

で…そのお嬢さんにシャルロット・ゲンズブールさん。
『なまいきシャルロット』をはじめとする
彼女の出演している映画を何本かみておりますが…
彼女の良さが…わたしには理解できないの( ̄◇ ̄;)

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ジェーン・バーキンさんには3人のお嬢様がいらして
そのうち2人が女優さんをしてらっしゃいますが

う~ん。
若き日のジェーン・バーキンさんが一番綺麗よ。

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あっ…話が大きく脱線f^_^;)
映画『サンバ』の話。

移民の人達の大変さ。
その日暮らし。
他人の名前を借りての日雇い。
警察に捕まるかもしれない恐怖。
毎日がビクビク。
生きていることに必死で精一杯。
それでも笑顔を絶やすことなく生きる サンバ

かたや…
人に対して壁を作り、
生きることの意味を見出せない
燃え尽き症候群の アリス

傷ついている
欠点もある
でも…どうにかしようともがいているふたりが
共に 頑張っていこう!とする 姿は共感できる…ん…けれどなぁ( ̄◇ ̄;)

ラストのバタバタ感と
えっ~っ!
それでいいですかぁ~!の結末あわせに…
もの凄く違和感と消化不良を感じずにはいられませんでした。

サンバの移民仲間で
飄々として憎めないウィルソン(タハール・ラムヒ)が
実にいい味つけしていて
サンバとウィルソンのコンビには笑わせてもらいました。
警察から逃げ回り、登った屋根の上でのふたりが
いろんな意味で ホッとしているようで
そのシーンは実によかったです。

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