「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」
昨日、、「負うた子に教えられて…」実感しました。
負うた子はとっくに背負った者（母親）を
人間的に軽々と追い越していたんですけれどね…我が家の場合。
あっ！でも、、あんまり背負った記憶はないなぁ
よく「抱っこ」はよくしてましたけどね
ちなみに「負うた子の教えられて 浅瀬を渡る」とは
「熟達した者であっても、時には自分よりも経験の浅い者や年下の者の、物事を教わることもある」
ってな意味で、、
注釈は…
「小さな子供は一人で川を渡れないが、背中に負ぶった子は上から浅瀬と淵をよく見分けて教えることができる。
その子に教えられて深みにはまらずに済むこともある」
上方（京都）いろはかるたの一つだそうです。
事の発端は…娘の期末テストの結果の話から。
４日間の期末テストが水曜日に終わり、
昨日（木曜日）から返されてきているわけですが…。
「英語…標準クラスだと平均が５０点なんだけれど、、応用だと８０点なんだよ。ありえなくない」
言い訳からはじまり
「数Ａまだ返されてないんだけれど…やばい」
「このままじゃあ…指名課外かも…」
「生物わけわかんない」
と…言い訳三昧した後で…
女子バスケ部で行く予定のＴＤＬの話題やカラオケの話をするもんだから…。
「ねぇ。危機感もってないの？このままじゃマズイでしょ。
夏休み、、相当頑張らなきゃいけないよね。
まずは暗記する科目の勉強に音楽聴きながらは止めようよ！」
と…親としては…ごくごくまともな指摘をしてみたところ
無言でブチキレてくれて、、無言ふてくされ状態の聞く耳ないよ！無返事状態になった娘。
そんな娘に
「こっちがキレたいよ～！！」と心の中で叫びまくったわたし。
そんなに教育熱心じゃないと…思っているのですが…
それでも、、それなりの理由がわたしにもあるのですよ。
中間テストで、学年順位を３０～４０番落としてしまった彼女。
「期末…頑張らないとね」とその時はそれぐらいで済ましましたよ。はい。
が！！期末テストが近くなっても…頑張っている様子が…
わたしの日常がとても人を批判できるような状態じゃないので…
強くはいえないし…彼女の「頑張る」という言葉を信じてみよう！と思っておりました。
そして…
またもや！な結果に対して…反省の色がみえないどころか…キレられて、、
「こっちがキレたいよ～～！！」となってしまう…
わたしの気持ち…わかってもらえますか？
愚痴るところがないので…
御無沙汰な息子の様子知る事も兼ねて
息子のＬＩＮＥで愚痴ってみた。（全文そのまんま）
母「愚痴だよ～。○の期末が戻ってきて…
数学…それじゃ指名課外かかるよ！って感じだし。
英語も応用クラスから落ちてしまう感じ。
『危機感感じて、夏休みは頑張ってよ。暗記モノの時は音楽聴くのは止めようよ！』
って言ったら…キレられた。
極々まともな事しか言ってないよ。←それも一回だけ。
キレたいのはこっちだっていうのに…。
愚痴でした。じゃあね。」
ずっと何の応答もなかったので…
こっちはスルーかよ！！と思っていたところ
息子から
「なんか本人も考えたところがあるから、言われてキレたんじゃないかなぁ。
○は二人目なんだから、中３の成績でどうこうなんないこと解っているでしょ。
（もちろん、一度落ちたら上がるのはしんどいからっていうお母さんの気持ちもわかるけど）
『夏休みで挽回！期待しているからね』とか
『お兄ちゃんなんか一回も応用クラスなんなかったんだから、、戻ってきたら自慢しちゃえ（笑）』とか
（プラス面での比較はいいと思う）
一旦、次のテストまでは、期待の言葉をかけてやって、
奮起に期待する方が、、将来的には成績ものびるんじゃないかな。
それでまた同じことやっているようなら、しっかり叱ってもいいと思う。
終わったことを言って悪いけれど
一度だけ成績が落ちて、、それ言われるのは本人が一番キツいと思うのよ。
ごめんなさい。」
がが～～りん
ハンガーで殴られたわ。
どっちが大人かわからんじゃん。
わたしが悪うございました…
母「そうだよね。中２の時よかったもんだから、、欲を出してしまいました。
楽しく行けているだけで十分なのに…。ダメダメ母ちゃんだぁ＝＝。
ありがとう。愚痴って本当によかったよ。ありがとね。」
息子「いえいえ。愚痴ならいつでも聞きますよ。」
娘に夕飯の時に息子からのＬＩＮＥを見せたら
ずっと…スマホを握って、、うつむいたままの娘…。
ポロポロと（正確にはグチョクチョ）涙を流しておりました
娘「なんで…わかるの…」
母「あなたのお兄ちゃんだからなんじゃない。」
毒舌の母親の元、、鍛えられた兄は
言葉に出せない妹の心情をとてもよく理解していたのでした
負うた子に教えられて浅瀬…渡らしてもらいました。
※ 中高一貫の学校で、高校受験がないので、、中３の成績で…との発言です。
