坂茂-建築の考え方と作り方-をちょこっと感じられたかなぁ。

5月5日(日)の「こどもの日」は
水戸芸術館で催しされていた「坂茂-建築の考え方と作り方」を観てきました。
 
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わたしは、、坂茂さんという建築家の方について
ほとんど知らなかったのですが、、
今回、息子のおかげで、実物の模型なども観る機会ができて
とても面白く楽しい時間を過ごす事ができました。
 
坂茂さんの建築の特徴としては、紙管を建築の建造材として使用していることかと。
この展示でも
実物大の模型や実物に近い大きさで再現されたモノもたくさんあり
それが紙である事に多いに驚かされた。
また、「女川町仮設住宅」もそうですが
支援活動家として、17年以上にわたり世界中で
難民、被災者のための支援プロジェクトを行い続けている方で
その多角的な活動の素晴らしさも今回知る事ができました。
 
展示作品の写真撮影可能だったので、、できる限りを…と思ったのですが
なんせ…撮る人間の腕が…ピンボケなるモノが多数(笑)で
使えない…
まともなモノを…使って、、空気だけでも…
 
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・紙の茶室:2008(ロンドン)                     ・紙の家:1995(山梨県)-実寸大
 
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・紙のログハウス:1995(大震災用被災者用仮設住宅)実物大       ・紙の教会:1995(神戸)
 
紙のログハウスも紙の教会も阪神・淡路大震災後に特殊加工された紙管で制作。
この紙の教会(カトリックたかとり教会)も2005年に新聖堂建設に伴い、解体されて
2006年に台湾に教会堂として移設された。
その他にもトルコ、インドで起きた地震に際しても仮設住宅の建設を行ったり、
2005年に津波被害を受けたスリランカで復興住宅、
2008年に大地震の被害に遭った中国四川省の小学校の仮設校舎、
2011年の地震で被害を受けたクライストチャーチ大聖堂の仮設教会の建設を提案した。
 
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・ハノーバ(ドイツ)国際博覧会日本館:2000             ・ハノーバ博覧会日本館の天井模型
 
 
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エルメス・メゾン:2011                         ・エルメスメゾンで使われた構造
 
 
 
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ポンピドゥーセンター・メス:2010(パリ)
 
パリにある文化施設
幅15m長さ90mのチューブ状のギャラリーを3段に積み上げて配置。
それらの先端はメス市の歴史的なシンボルを切り取るようなピクチャーウィンドウ。
屋根の構造は中国の伝統的な竹編帽子から発想を得て
六角形と正三角形のパターンで構成された曲面になっており
地面に近づくにつれて開いた形状になるので
1階部分はガラスシャッターで内外の空間を連続させ
周囲の公園の延長として人の集まる場所を屋根の下に設けた。
 
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ポンピドゥーセンター・メスの構造の模型。
縮小されているけれど…実際の建物~凄いんだろうなぁ…。
 
こんな感じで…坂茂さんの手がけてきた作品や活動が展示されておりました。
 
面白かった~~よ~~♪