息子の先生のブログから

久しぶりにPCを開けて…と。
 
開くと必ず…覗いちゃうブログがあります。
息子と娘の学校の先生のブログです。
 
息子の出た学校は昔は男子高校だったのです。
なので…もちろん~中学も男子だけ。
それが12年前に男女共学となりました。
そして、それまでは中学卒業時、
他校(県立高校・私立高校)に受験する事ができるクラスもあったらしいのですが
そのクラスがなくなり、中高一貫校となりました。
高校もその時に、男女共学になったかは定かじゃないのですが
男女共学になったその12年前の卒業生を1期生として
息子たちは12期生となります。
 
ブログを開いているその先生は
12期生の学年団にいた先生で
息子たちは中1からの6年間を共に過ごしてきました。
息子の担任になったのは…中2の時の1年間だったのですが
その時、ちょうど学年の役員を引き受けてしまった事もあり
なにかとこの先生とはつながりがあったはずなのですが…
 
とにかく…つかみどころのない先生(笑)って印象しかなくて…
以前は有名予備校で教えていた事があるとか…
英語の教え方は上手なんだけれど…クラス担任となるとねぇ…
とかいう噂もあり…
本当につかみどころのない1年間でした…
 
そんな先生が12期生にむけて…(12期生を中心に?)のブログをやっているというのを聞いて
ちょいとのぞいたら…実に面白しろくて♪
いろんな引出をお持ちだったのね…。
その片鱗をみせてくれていたら…もうちょっと違った1年間になったかもと思ったりもしたんですけれど
 
実際にお会いすると…
ぷっ。あまり…変わらない…相変わらず「つかみどころのない先生」で
話かけにくいわ(笑)
 
そんな先生のブログで…
8期生の卒業生が来校した時の話がありまして…
一部拝借してきてしまいました。
たぶん…大丈夫だろう♪←あとで許可してもらうわ。
 
 
『A君は、昔の面影はあって、私はひと目でわかったのですが、それでももう大学を卒業する年齢になっているので、見違えるほど立派な大人になっていました。EXILEか何かにいそうなイケメンです。女の子にもモテるかもしれませんね。

私は、A君のことを、彼が高1だった頃の1年間、教えました。その頃は、今のように、英語がリーダーとグラマーで3単位ずつに分かれておらず、一人の同じ先生が、週6回、同じクラスを教えていたのですね。だから、私はA君のいた英語の習熟度クラスを、毎日毎日教えて、A君とも、毎日毎日、顔を付き合わせていたのです。

A君のいたクラスは、20人以下の少人数のクラスでした。正直・・・英語が苦手が生徒が集まるクラスでした。その中で、Aくんは明るいキャラクターで、ちょっとヤンチャだけれど、気立てはいい男の子でした。私は茨高に勤めて初めての年だったこともあるし、そのクラスがとても楽しんで教えられたクラスだったこともあって、よく覚えていたのですね。

さて、「驚きだった」話は何か。私は、A君とは高2、高3では、やや疎遠になってしまったので、卒業時にはあまり関わりはありませんでした。ただ、どうもアメリカの大学に行ったらしい、ということは、なんとなく知っていました。英語は得意ではなかったので、正直、大丈夫かなあ、とは思っていました。よく、「なんとなく」の憧れで留学をして、そして挫折して帰ってきてしまう、という例も、よくあるからです。しかし、先述の通り、高3では関わりがなかったので、伝え聞いた、という程度の話でした。

・・・だから、A君と会うのは、高1の時以来、7年ぶり近くになります。私が知っているのは、高1の子供っぽいA君ですから、そのギャップに驚いたのは不思議はありません。しかし、驚きだったのは、なんとA君は、あのあと、ニューヨーク州立大学に入学して、そのまま4年間ビジネスの勉強を頑張り、そして見事卒業して帰ってきたのです!!!

知っている人もいるかもしれませんが、アメリカの大学は、勉強詰めで、かなりハードです。そして、「入学するより卒業するのが難しい」と言われるくらいですから、それをくぐり抜けるのは、なかなか容易なことではありません。

A君は、高校卒業後、まずは語学留学などをしながらTOEFLの勉強をして、それから9月にニューヨーク州立大学に入学し、そして4年間頑張って、卒業を遂げたのだそうです。大学も、日本人がほとんどいないところを選びました。卒業後は、ドバイにある企業に就職を決めて、3月末くらいから、そちらで働くのだそうです。本当に、世界の舞台でこれから活躍するのですね。

繰り返しですが、A君は、英語は全く得意ではありませんでした。でも、なんとか道を開こうと頑張って、そして相当の苦労を乗り越えて、なんとか克服したのでしょう。今でも英語は自信はない、と謙遜してはいましたが、就職までの間、日本に戻ってきて、日本の中学生に英語を教えたりしているそうです。

「きちんと敬語も使えるようになりました」ということを笑い話でしていましたが、そんなことが笑い話になるようなちょっとヤンチャな生徒でした。人は変わるものなのですね。これを読んでいる12期生の皆さんも、たぶん、あと3年後、4年後には、まるで違った人生が待っているかもしれません。ぜひ、立派な大人になった皆さんを、いつの日か見てみたいものですね。』
 
以上なのですが…
涙腺の弱いおばはんのわたしは、、なんだか泣けてきてしまって
 
人間力って言葉があるのかどうか…不明ですが
この生徒さんは人間力のある人なんだなぁ。と思ったのと
人生の決めて手は…その人間力なんだと思いました。
 
とってもカッコいいなぁ…