『アリスのままで』鑑賞( ´ ▽ ` )ノ

ここの所、劇場で観た映画は7本連続邦画。
脳内ポイズンベリー
駆込み女と駆出し男
イニシエーション・ラブ
新宿スワン
『あん』
海街diary
『予告犯』

金曜日(10日)
会員価格の¥1,000で観れるし、
真面目に(笑)勤労オバハンしているから
自分にご褒美~(≧∇≦)
お休みして、2本観ようと思って、映画館へ。
『セッション』以来の2ヶ月ぶりの洋画『アリスのままで
6/27から公開していたのですが(⌒-⌒; )
今となってしまいました。
オスカーを手にしたジュリアン・ムーアさんの演技もそうですが
ジュリアン・ムーアさんがアカデミーの受賞スピーチでも語っていた
難病のALSと闘うリチャード・グラッツァー監督が
避けられない病との闘いをどう描いたのか
遺作となった『アリスのままで』で観たかったのです。

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〈解説〉
若年性アルツハイマーの女性アリスが記憶を失っていく日々をつづった全米ベストセラー小説「静かなるアリス」を映画化。
アリス役を演じたジュリアン・ムーアが第87回アカデミー賞で主演女優賞を受賞したドラマ。
ニューヨーク、コロンビア大学で教鞭をとる50歳の言語学者アリスは、
講義中に言葉が思い出せなくなったり、
ジョギング中に自宅までの道がわからなくなるといった事態が続く。
やがて若年性アルツハイマー症と診断され、家族の介護もむなしく、
アリスの記憶や知識は日々薄れていく。
そんなある日、アリスは記憶が薄れる前に自らパソコンに残したビデオメッセージを発見し、
自分が自分でいられるために、画面の中の自分が語ることを実行しようとする。
アリスの夫をアレック・ボールドウィン、2人の娘をケイト・ボスワースクリステン・スチュワート、長男をハンター・パリッシュが演じた。
監督は、自身もALS(筋委縮性側索硬化症)という難病を抱えるリチャード・グラッツァーと
彼のパートナーであるウォッシュ・ウエストモアランド。

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ジュリアン・ムーアさんの演技力の賜物。
見ているこちら側が アリスの戸惑いや苦悩を疑似体験できちゃう。
そのくらいの実にリアルな演技が冴え渡りまくり。

アリスの患った若年性アルツハイマー
家族性アルツハイマー病(FAD)
常染色体優性遺伝~つまり片方の親がFADであれば
子供は性別に関係なく2分の1の確率でFADに罹患するというものです。
そうでない大部分のアルツハイマー認知症にも、
遺伝的要因は少し影響すると言われておりますが
1/2の確率で羅患するというのには驚きました-_-b

アリスは父親からの遺伝だったのではないかとされて
(母親と姉は事故で亡くなっている)
三人の自分の子供達へ遺伝の恐怖も同時に抱える。
ネタバレですが…
長女(ケイト・ボスワース)は陽性。
長男(ハンター・パリッシュ)は陰性。
このハンター・パリッシュさん~実に好み(≧∇≦)
次女(クリステン・スチュワート)は検査を拒否。

若年性アルツハイマー病を扱った映画というと
渡辺謙さんの『明日の記憶』(2006年)
大ヒットした韓国映画私の頭の中の消しゴム』(2004年)
しかわたしには思い出せないのですが(⌒-⌒; )
私の頭の中の消しゴム』は、
27歳の若さで発症した主人公(ソン・イェジン)を
支える夫(チョン・ウソン)があまりもカッコ良すぎて
チョン・ウソンさんに目を奪われ過ぎて(苦笑)
その悲劇が伝わりきれなかったσ^_^;←あくまでも個人的な感想です。
明日の記憶』は渡辺謙さん演じるエリートサラリーマンの主人公が
49歳で下された 若年性アルツハイマー病という病と対峙するお話。
彼を支えるのは…樋口可南子さん。
と…話が大きく逸れちゃうだろ!

所変われば品変わるって感じで
描き方はその国それぞれですが…
共通するのは、この病の悲劇さ。
そして…支えは家族。

女性である事や発症年齢が近い事で
アリスのままで
めっちゃ感情移入できました。

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加齢とともに どんどん「物忘れ」が激しくなる一方ですが
冗談でも『アルツハイマー病かも…』なんて言えないなぁ-_-b
と思った次第です。
実際の病と対峙し、闘っている方と家族の方々。
その大変さと苦しみは当人にしか解り得ないものでしょうから。

事もあろうか…スマホを忘れて映画館へ来てしまった-_-b
何事もないと思いますが、
高齢の家族を持つ身としては
唯一の連絡ツールを忘れてきたという自責の念から
もう一つの映画『ストレイヤーズ・クロニクル』

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こちらは『クロニクル』という単語に惹かれて観たい!と思っただけなので
諦めて、『アリスのままで』を鑑賞後大人しく家に戻りました。