動脈瘤

旦那さんは「動脈瘤」を脳ドックで発見できました。
「未破裂の動脈瘤」を持っていたわけです。
何の症状も起きてはいませんでしたが・・・
今思えば!って事はありました。
「お知らせ」があったのです。
 
脳ドックを受ける数か月前に、突然・・頭痛を訴えた事が・・・
トイレで力を入れたその後に・・ひどい頭痛を訴えました。
その頃住んでいたところから一番近い総合病院へ夜間診察でかかり、
いろいろ検査もしましたが(MRもとったと思います)
何の異常も見つからず、鎮痛剤を処方されて戻ってきました。
その後は何もなかったのですが
あれが、彼が脳ドックを受けるきっかけになったのかと思います。
たぶん~動脈ではない細い血管が切れていたのでは・・・と私は思っています。
 
脳ドックで「動脈瘤」の影が見えても・・・違うケース(血管がコイル状になって影をつくる)もあるそうですが・・・
旦那のは検査の結果~完全なる「動脈瘤」でした。
旦那さんは昔の人間なので、脳ドックを受けた病院(「瘤」を見つけてくれた病院)で
治療・手術をと思っていたのでしょうが・・・
その病院の脳神経外科の先生がどうにもこうにも・・私は信頼できなかった。
その先生がしていたドラえもんのネクタイのせいではないと思う。
まず!数か月前に夜間でかかっていた病院である事。
(これは仕方ないかも・・・専門外の先生が受け持つ時もあるから・・・)
ドラえもんのネクタイの医師は・・
「術中死亡の可能性もあるのですよ」とか「頭に爆弾をかかえているって事ですよ」
と軽い感じで話すのである。ひええ~~~。だったなぁ。
 
幼稚園の知り合いのママ(その病院で勤めていた元看護婦さん)に相談すると
「やめた方がいいよ!」と言われ(勤めていた看護婦さんにも信頼ないってどんな~~)
セカンドオピニオンを決意した!
違うなぁ~今ほど~セカンドオピニオンってのがうまい具合にはできなかった。
その病院から違う病院に鞍替え!
カルテなど~もらえるわけもなく、また、最初から同じ検査を繰り返した。
主人の実家に近い総合病院は、脳神経外科ではなかなか優秀と聞いていたので、そこにした。
 
とても信頼のできる医師との出会い
動脈瘤」の発見から3か月後の10月15日に手術をした。
 
「未破裂の動脈瘤」の対処は、人それぞれです。
その人にとっては、その手術が危険な場合もあるそうで(ドラえもんの医師が話していたことも事実)
その瘤がいつ破裂するかは・・・何ともわからないのだから
リスクを冒してまで、急いで手術をしなくていいのでは?
という意見の人もいる。
主人の上司の方はそういう考えだったのでしょう。
一度、それとはなく「手術をしなくてもいいのでは?」というニュアンスの事を言われた事がありました。
 
「未破裂の動脈瘤」の発見時~私は二人目(娘)を妊娠中でした。
それでも・・・いつ破裂するかわからない・・そんな不安な状態が嫌だったので
(たぶん~旦那さんも)
二人目が産まれてくる前に決着をつけたかったのです。
彼女が背中を押してくれたわけですね♪
 
現在は血管内治療といって、造影下において、コイルを瘤につめて閉塞する手術する事例が多いと聞きました。
その治療は、患者の負担が軽減されるからです。
旦那さんの時は・・まだそれが定着しておらず、頭を開いての手術を選択した。
開頭動脈瘤クリッピング術というそうです。
瘤になっている=血管の一部分が脆弱になり瘤になっているので
その部分をクリップでとめて、そのクリップが血管の壁の役割になるようなイメージです。
そのクリップはチタンでできているので
旦那の頭の中にはチタンがうまっているのです
 
ただ・・今となれば、開頭して治療してよかった!と思っています。
頭もあけてみないとわからない!
彼の瘤は、奇形だったうえ、いつ破裂してもおかしくない状態だったそうで
その場所は~完全即死の場所だったそうです。
その他にも、血管が破れていた個所があったそうで
すべて~対処していただきました。
有した時間は、7~8時間。
手術室から戻ってきた彼は集中治療室に運ばれ
私一人面会が許されましたが・・・意識が混濁していたのでしょ・・・
突然、「かきくけこ~~」と叫んでみたり・・・と
「うわ~~旦那が壊れた・・・」と不安いっぱいだった事を覚えてます。
 
それでも・・・次の日には、一般病棟にうつされ、次の日には。。。と
リハビリもなく3週間で退院し、自宅療養して
12月1日に会社に復帰しました。
その夜:2日の明け方に背中を押してくれた娘が誕生したのでした。
 
彼の右こめかみあたりの神経はありません。
グロですが・・・手術の際、頭がい骨とともに切断しているからです。
坊主にすると~傷跡もわかるらしいです。
 
それでも・・・あの時、決断していなかったら
脳ドックをうけてなかったら
考えたらきりがないけれど~~それ以後、ドックをうけるようになったのはゆうまでもありません。
 
動脈瘤」が見つかるまで、1日2箱のヘビースモーカーだった旦那は
ぴたっとたばこをやめてしまいました。
お酒も・・・しばらくは控えていたようですが・・・
今では・・・ベロベロの酔っ払い星人にもどってしまい、
そこに高血圧症も加わっております。
 
そろそろ~また検査した方がいいんじゃん♪
私も受けたいよ~~!
それには・・・脳ドック!安くして~!