曼珠沙華にザワザワ

9月のラストサンデーはピーカンにいい天気です
こりゃ~洗濯ばっぱになるしかないわなぁ…
 
と…洗濯干しに庭に出てみると…
曼珠沙華が咲いておりました。
 
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曼珠沙華と聞いて…山口百恵さんのあの歌を口ずさめる方は…同世代です(笑)
 
ヒガンバナ科ヒガンバナ属に分類されるので
ヒガンバナ彼岸花)の方が一般的なのかしら。
分類上もヒガンバナとなっておりました。
 
この花の紅色をみると~なぜだか、心がザワザワする感じがするんですよね。
赤の持つエネルギーとは別な感じの…。
それが何なのかわからないのですが…。
本当にザワザワって感じ。
 
ぐぐってみたら!!!
有毒性ってあるじゃないですか…
鱗茎にアルカロイドを多く含むそうで
誤食した場合は吐き気や下痢、ひとい場合には
中枢神経の麻痺を起して死にいたることもあるそうな…。
 
韓国の歴史ドラマで使われそうなネタをお持ちの植物だったのね。
 
水田の畦や墓地に多くみられるのは
その毒性を利用して、人為的に植えられたとか…。
水田の場合はネズミやモグラや虫などが
その鱗茎の毒を嫌って避けるように
墓地の場合も虫除けと
昔は土葬だったので
動物が堀荒らすのを防ぐためとされている。
 
異名が多くて、死人花(しびとばな)地獄花(じごくばな)幽霊花(ゆうれいばな)
剃刀花(かみそりばな)狐花(きつねばな)捨子花(すてごばな)などなど
うけたのは…はっかけばばあ!!
なんで~~~。
繊細な作りで、とても綺麗な花なのに…
 
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日本ではなんか不吉な感じの名前が多いけれど…
 
曼珠沙華」はサンスクリット語で天界に咲く花という意味。
おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくるという…
仏教の経典からきているそうな。
 
そのお名前から?
鱗茎に毒性があるから?
それでザワザワするかしら(笑)
 
そのお姿をみると…普通のお花とは何かが違う!!
何?…そうよ!!この花~葉がないじゃん!!
幼稚園とかにあがる前の子が描くような花じゃん。
す~っとした茎と横広がりの花のみ!
 
実は、花が終わってから葉が出てくるそうなのだ。
普通の植物とは逆のサイクルで…。
 
お彼岸の頃に芽を出し、1日に10㎝近くも茎が伸びて
瞬く間に50㎝くらいになり、あの紅い花を咲かせるそうなのだ。
 
(そうよ!!毎日…洗濯物干していたけれど。。今日~気がついたんだもん。)
 
1週間ほどで花も茎も枯れてしまい
今度は球根から緑の葉っぱがすくすくと伸びてくるらしい。
そして、、冬になって周りの植物が枯れても
しげった葉をたずさえたまま冬を越すそうだ。
 
(なんか…凄いわ。周りがどうだろうと…わが道を突き進む…この感じ)
 
春にせっせと光合成をして、球根に栄養を貯め込み
夏を迎える頃には、葉を枯らして休眠期に入る。
そして!!秋に眠りから目覚め…
急ピッチで姿(茎)をあらわして、花を咲かせる。

毒も持っているけれど独ももっているのね。
 
わたしがザワザワしちゃうのは…
そんな毒性と独自性のせいかしら(笑)
ドクドクしちゃうの…。
 
埼玉県日高市の布着田が曼珠沙華の里として有名で
河川敷にある5・5ヘクタールの群生地に500万本の曼珠沙華が咲きお祭り等も開催される。
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紅い絨毯だぁ~~~。見事だわぁ…。
 
でも、、1本(1かぶ)の曼珠沙華にザワザワしちゃうのに
500万本?観ちゃったら…爆死しちゃいそう(笑)
 
とりあえずは…色あせた感じ(笑)の我が家(といっても義母さんのモノですが)
曼珠沙華で満足して
これから逆サイクルで成長する曼珠沙華の行く末を
観察するとしましょう…。