真面目に考えたこと

朝の報道番組の「貧困の連鎖が子供達が襲う…密着!母子家庭の叫び…」
この番組を観ていて、、珍しくも真面目に考えちゃいました。
 
途中から観たので、詳細の部分に関して??なのですが
番組でとりあげられていた方は
働かず、DVを繰り返す夫と離婚して
3人の子どもを育てているシングルマザー。
45歳になる彼女は、年齢のこともあり、、正社員になるのは難しく
自給900円のパートを朝から晩までしている。
それでも、、年収は200万を少し超すくらい。
正社員ではないので、福利を受けられない。
生活保護を受けて生活している。
 
長男は、コンピュータ関連の専門学校か大学へ進学したかったが、
経済的な理由で断念。就職もままならず、今はバイト生活。
長女も、看護系の学校へ行きたかったけれど、
同じ理由で断念し、バイトをしていて、この夏から正社員となれた。
給料の1/3を家にいれている。
 
次男は中学3年生。
去年までは成績はオール1に近かったらしいが、
無料の塾に通い、3が2教科とあとは全部2になったという。
夏にその塾が、受験に向けての夏合宿を実施した。
塾は無料だが、2泊3日の食事代などを含め
¥5,010の費用が必要になる。
勉強に興味を持ち始めた彼は、合宿に参加したいが
費用を考えあきらめる。
母親はそんな彼の心情をよくわかっている。
わかっているけれど、、どうしようもないのである。
彼の勉強する環境が整っているかというと…。
母親は朝から晩まで働き、
家事や子供の事まで、、体力が残ってないのである。
そんな環境の中、彼はわずかな場所を確保しては…勉強を続けている。
夢は…まず高校に合格すること。
そして、その先は大学で学びたいという。
 
夏に生活保護の基準?条件が変更になったのと
長女が正社員になったのが重なり、
3人の収入で生活保護対象から外れたと喜んでいた。
その理由が「肩身が狭かった…」というのだ。
どこかの不正に生活保護を受給している人達に聞かせたいわ。
 
3人の子供達は…不平不満を全く言わない。
母親が自分達を守るために離婚し、苦労している現状を理解しているのだろう。
 
厚生労働省が5年に1度実施する調査によると、1983年に約71万世帯だった母子世帯の推計数は
2011年には約123万世帯まで増加した。
10年時点の平均年収はわずか291万円。11年の調査対象のうち、離婚が原因の母子家庭は80.8%を占めた。
 
日本の母子家庭が、他の先進国の母子家庭に比べて圧倒的に貧しいのは、
別れた夫が養育費を払わないケースが非常に多いからだと言われています。

日本の離婚母子家庭のうち、養育費の取り決めをしている世帯は、全体の約3分の1に過ぎないと言われ、
実際に養育費を受給している世帯は、全体の2割未満だという。
逆に、アメリカなどの欧米諸国では、離婚母子世帯のみならず(未婚の母とかね)
子供の父親から養育費を受給するのが一般的。
アメリカでは養育費の取り決めを5~6割の世帯でして
そのうち、5~6割は取り決めた養育費を全額受給しており
全く養育費を貰っていない世帯は全体の2割に過ぎないという。

中にはとても恵まれた母子家庭もあるでしょうが
(わたくしのめっちゃ身近にも…。←本人は自覚ないでしょうが)
それは本当に一部で、
番組でとりあげられていたような家庭が多いかと思います。
いや!番組でとりあげられた家庭は、恵まれている方なのかもしれません。
一生懸命頑張っている母親がいる。
その背中をみて育ち、助ける兄姉がいる。
家族みんなで助け合っている。
 
中に全く頼るところが無く…それこそドラマ『WOMAN』のような家庭もあるだろう。
(といいながら…『WOMAN』途中で断念→結果わからず)
母親が逃げ出してしまうところもあるかもしれない。
(『ふがいない僕は、空をみる』の中の福田くんのように…)
行政を頼る術を知らない人もいるだろう。
核家族が進み、、孤独に耐えているのかもしれない。
親も闘い、子も闘い…
闘い疲れたら…どうすればいいのだろう…
 
弱き立場の人間に優しい国であってほしい。
 
お金がたくさんあるお家がたくさんあるんだよ。
息子がバカなお家の芸能人とか(笑)
あの世にはお金はもっていけないっていうしさぁ…
バカにつける薬はお金ではないはずだし
たくさんあり過ぎる資産→遺産は…それを巡って骨肉に争いに発展してしまうので
ここはひとつ!!
頑張っている…弱き立場の人間のために
その資産を優しく運用していただくのは…いかなるものですか?