ボリショイ・バレエ渦巻く醜聞

先日、新人バレエダンサーの登竜門であるローザンヌ国際バレエ大会で
日本の高校2年生の山本雅也くんが3位になった!!というところで
この世界屈指の名門バレエ団の事に少し触れてしまいましたが…
 
ボリショイ・バレエ団の芸術監督であるセルゲイ・フィーリン氏(42)が
2013年1月17日の夜に襲撃された。
自宅近くで、顔などに強酸性の液体を何者かにかけられ大やけどを負ってしまった。
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映画やドラマのような完全にフィクションであるような事が起きてしまったのである。
ぞぞぞわっ~~~
 
右目は失明の危険もあったが、数度の手術により視力はある程度回復する見通しで
彼は復帰に意欲を示しているという。
しかし、、、犯人はまだつかまらない。
 
以前からセルゲイ氏はFacebookのアカウントをハッキングされたり、酷い中傷を受けたり、
脅迫電話なども受けていたという。
自宅に停めてあった車のタイヤがパンクさせられたり、被害に遭い続けていたという。
また、事件について「犯行は自分の仕事と関係あると思う」と述べており、
身辺に危険を感じ、劇場側に「保護と支援」も要求していたという。
 
それでも防げなかった…今回の事件。
 
セルゲイ・フィーリン氏の受けた傷は、、とてつもなく大きく深い。
 
以前、TVで同じように強酸性の液体をかけられたモデルさんの話をとりあげていましたが
複数回の手術と長い年月が必要になり
心がいつ折れても仕方のないような状況に追い込まれいたという話。
彼女は…まわりの温かいサポートがあり救いがありましたが…
 
セルゲイ氏襲撃には…内部犯行説まで出てきている始末。
生きた心地がしないような状況の中、
順調に回復していくのは…困難なものになる可能性があるだろうし、
再生には何年もの長い時間がかかると思われる。
 
そんな中、バレエ団の現トップダンサー、ニコライ・ツィスカリーゼ氏(39)を含む
複数の団員が参考人として事情聴取されたという。
そうなると…やはり、、、セルゲイ氏のやり方に対して不満を持つ者たちの犯行?
 
セルゲイ氏の代理は同バレエカンパニーの芸術監督として、46歳のガリーナ・ステパネンコが就任。
彼女は昨年12月をもって現役を引退し、以降インストラクターを務めていたとのこと。
 
本質の部分で、改革しないと…第二、第三の事件が起こらないとはいいきれません。
 
ただ…妬み恨みは、、人間の業ですからね…。
どこの世界にでもあるものですから…。
今回の場合…あまりにも華やかで、夢を売る?夢のような舞台の裏で起こってしまい
あの美しさとあまりも相反して、ドロドロしたもので
も~びっくり!でした。
 
セルゲイ氏の回復を心からお祈りしております。
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そんな襲撃事件に続き、ボリショイバレエ団のプリマバレリーナのスベトラーナ・ルンキナさんが
(上の写真ではセルゲイ氏の右隣の方かと…)
何者かから脅迫を受け、半年前にロシアを出国、カナダに滞在しているという。
今シーズンはボリショイバレエ団では踊らないと報じられた。
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まだまだ…ボリショイバレエ団の冬は続きそうですわ。