身近にいました【逆縁婚者】

金曜日(15日)の話になるのですが…

仕事場所のある店舗の店長さんが
『自分の家系図とか祖先の系図とか知りたくないですか?』
と話しかけてこられた。
『いや~特に。大したことないのは知っておりますから』と笑飛ばしました。
『自分の祖父母の兄弟とか知ってますか?』
と結構な真剣なモードだったので
『はい。祖母が逆縁婚だった事もあり、
自分からなのか…それとも祖母が教えてくれたのかは
忘れてしまいましたが、詳細を教えてくれました。』
今度は 店長さん【逆縁婚】に疑問をもちはじめた。

幼い日から聞いていたので、
【逆縁婚】や遠い親戚を含めた家系の話など~
普通にみんな知っている事だと思っていました。

店長さんは出身が青森の方なので
もしかしたら…関東オンリーの呼び名なの??

いや!まてよ!
わたしが普通に間違っているのかも知れない!と…
明治生まれの祖母の話オンリーで来ている事が多々あるわたしですもの。

これをキッカケに【逆縁婚】を調べてみました。

「ブリタニカ国際大百科辞典」によりますと…
・夫が死亡した場合、妻が亡夫の兄弟(おもに弟)と再婚する レビレート婚 と
 妻が死亡した場合に、夫が亡妻の姉妹と再婚する ソロレート婚 とをいう。

【逆縁婚】あってましたね。

祖母(常子)の場合は、祖母を産んで 間もなく 実の母親が亡くなったそうで
実の母の妹にあたる伯母が 育ての親となったそうで、
ブリタニカさんによるところの ソロレート婚。ですね。

wikiさんによりますと、世界中で広くみられるそうです。
ソロレート婚は【順縁婚】ともいわれるそうで
レビレート婚とソロレート婚を総称して 
日本では【もらい婚】ともいうそうです。

余談ですが、
親より先に子が亡くなる事を【逆縁】といいます。
祖母は長寿だったので、【逆縁】も経験済み😢

これからは【もらい婚】って覚えておきましょう!

【もらい婚】の目的の一つに、
婚姻によって培われた家族の資産の崩壊を防ぐ…
というのがあるらしいです。
祖母の実家にそんな資産とかがあるかといわれたら…ですが
次女出産の後の嫁が亡くなってしまったのは
一大事だったのでしょうね。

【もらい婚】で 新しいお母さんになった伯母さんは
当時は15か16歳だったそうです。

わたしが物心ついた時に
祖母と曾祖母があまり年齢が変わらない(実際には10歳以上は離れていたらしい)
様に見えて、祖母に聞いたのが最初だったとか…

祖母のあまりにも年齢の離れた伯父や伯母の存在や
父と年齢の変わらない大伯父の存在に 全て納得がいきました。

そういえば!
前の大河の『花燃ゆ』の主役であった
吉田松陰の妹の文は、最終的には 実姉の夫であった
小田村伊之介 のちの 楫取素彦 の妻になっていましたね。


イメージ 1



イメージ 2



まさに【もらい婚】ですわ。

青森出身の店長さんは
『聞いたことない…』と行かれました。
もしかして~年齢のせいかしら?

店長さんは里帰りされる度に 青森のお土産を買ってきてくださります🎵


イメージ 3



イメージ 4